こそだてドクターのおはなし

【気管支喘息】発作に備える!主治医と共有する安心ルール|こどもの病気とホームケア

小児一般・京極都先生

掲載日:2026年4月15日

気管支喘息発作とは

気管支喘息は、空気の通り道である気管支が過敏になり、炎症を起こすことで発作的に ゼーゼー・ヒューヒュー という呼吸音(喘鳴)や咳、呼吸困難を引き起こす病気です。乳幼児から学童期にかけて多く見られます。 風邪などのウイルス感染や季節の変わり目に発作が起こりやすく、夜間や明け方に悪化することが多いため、家庭での対応が大切になります。

主な症状

・息をするときのゼーゼー、ヒューヒューという音(喘鳴) ・夜間や明け方に悪化する咳 ・息苦しさ、呼吸が速くなる ・肩やお腹を使って呼吸する(努力呼吸) ・重症の場合は、顔色が悪くなる、会話が困難、ぐったりすることもあります

診断と治療

医療機関では、症状や聴診に加えて、必要に応じて酸素飽和度(SpO₂)を測定します。 治療の基本は以下です: ・吸入薬(β₂刺激薬):気管支を広げ、呼吸を楽にします ・ステロイド薬:気管支の炎症を抑えます ・症状が強い場合には、酸素投与や点滴治療が行われることもあります

家庭での対応

・医師から処方されている吸入薬や内服薬を指示通りに使用する ・発作時は安静にし、姿勢を少し起こすと呼吸が楽になることがあります ・水分を少しずつ与え、気道を潤すことも大切です

受診の目安

・吸入をしても呼吸が楽にならない ・呼吸が苦しくて会話や哺乳・食事ができない ・顔色が悪い、唇が紫色になる ・息をするのに肩やお腹を大きく使っている このような場合は速やかに医療機関を受診する必要があります。

最後に

気管支喘息発作は、家庭での適切な対応と早めの受診がとても重要です。普段から主治医と相談し、発作時の対応を家族で共有しておくと安心です。