心配すべき?重篤なインフルエンザやA型、B型の違い【季節性疾患】
インフルエンザウイルスによって感染する上気道感染症です。
簡単に言うと風邪の一種類ですが、症状が一般の風邪よりも強いです。
ヒトでの流行原因となるインフルエンザウイルスはA型とB型ですが、A型はH1N1タイプ(いわゆるパンデミックタイプ)とH3N2タイプ(いわゆる香港型)に分かれます。主として冬場の感染症ですが、2025年は11月から流行時期に入っており地域によっては警戒レベルを超えています。症状は急激な発熱、倦怠感、咳、咽頭痛、鼻汁などに加えて嘔吐を起こす患者さんもおられます。
また、稀ですが、肺炎に至ったり、痙攣や意識障害を伴う急性脳症と呼ばれる最重症に至る場合もありますので油断はできません。
監修:小児一般、遺伝、血液・福田 誠司先生