【麻しん・はしか】「本当に打たなきゃダメですか?」予防接種に迷う親御さんへ。小児科医であり、一人の親として伝えたいこと |予防、健診の知識
「先生、ワクチンって本当に必要なんでしょうか?」
診察室で、このような質問を受けることがあります。私は、こうして率直に聞いてくださることをとても大切に思っています。インターネットやテレビでは、ワクチンに関するさまざまな情報があふれています。「副反応が怖い」「本当に安全なの?」と不安になるのは、ごく自然なことです。だからこそ、どうか一人で悩まないでください。私は小児科医ですが、それ以前に二人の子どもを育てた親でもあります。自分の子どもが予防接種を受ける日は、「痛いだろうな」「泣くだろうな」と胸が痛みました。「できれば代わってあげたい」と思ったことも、一度や二度ではありません。それでも、私は我が子には、すべての定期予防接種を終了しました。それは、注射の数秒間の痛みよりも、感染症によって命や将来の健康が失われるリスクのほうが、はるかに大きいと思っているからです。
監修:小児救急、アレルギー、感染症、小児一般・河合亜紀先生